そして椿出立の日。
スーツに身を包み、達海やスタッフに挨拶をする。
「それじゃあ、行ってきます!」
と出発したのだが、有里や後藤に車で(おかっぱのおじさんが運転)送ってもらっている。
ちょっと過保護な感じが恥ずかしい椿。
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有里曰く、どーせ一人で行ったらだんだん緊張してきて着くころにはガクガクになっちゃう。
という配慮のようだ。
それとも東京Vの人たちと行きたかった?と聞かれると、
椿は、いや、今回はちょっと・・・
(ダービーからそんなに経っていないうちに城西と秋森に挟まれるのは相当気まずい。)
後藤から、達海から何か言葉はなかったのかと聞かれる。
椿は清水戦の後に言われた言葉を思い出す。
—
あの場面でループシュートを決めた椿。
昔の椿だったら絶対外してた、という達海。
「あのゴールを決められる時点で、もうお前はチキンでも何でもねえ。」
それを忘れずに、代表行って来い。
—
これを話すと、3人の心にも響いた様子。
有里
「いーこと言うわぁ、達海さん!!」
後藤
「その言葉をいつも思い出せよ、椿。」
到着して、3人に見送られて会場入りする椿。
椿を見つけて早速声をかけてきたのは川崎フロンティアの八谷と星野。
八谷は、仲良くしようぜ~と、肩を組んでくる。
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あまり親しくないはずだが、距離感が近すぎる八谷。
そして、またよろしくな、と握手を求めてきたのは越後と田辺。
てめえ、昨日はやりやがったなー、と頭をぐりぐりしてきたのは上川。
大人しそうな顔してそういう奴なんだよ、椿は。
と言いながら登場したのは城西と秋森。
「ダービーばりの活躍を頼むぜ。」
と、いきなり顔を近づけて圧力をかける秋森。
せっかく有里たちに緊張しないようにしてもらったのに、代表選手のオーラに押されて平常心が保てない椿・・・
そこに「おーい」と声をかけてくれたのは多田。
U-22でちょっと気が許せる人なので駆け寄る。
すると多田の隣には大親友、クボちゃん!!
抱き合って再会を喜ぶ二人。
多田に気持ち悪がられる。
椿はガンナーズが連敗したことを思い出して窪田を気遣うが、
窪田はあまり気にしていない様子。
そこに綿谷も加わり、和気あいあいの雰囲気。
これでほぐれた椿。
そしてミーティングが始まる。
選手たちの顔が引き締まる。
ブランが通訳を連れて登場。
「やあみんな。
改めて日本代表へようこそ!」
——458話ここまで。
ジャイアントキリング 459話に続く
〇感想
椿もすっかり代表の常連ですね。
達海の言葉も椿大活躍の伏線のような気がします。
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