DLの帰りのバスに乗り込んだ鬼頭は丸井の横に座る。

鬼頭を連れてきた狩野は2席分を占領して寝てしまった・・

 

みんなが鬼頭とはなしたがって花火はゆっくり見られないかもねと丸井は話しかけ、

金メダルを鬼頭にかけてあげようとする。

しかし鬼頭はそれだけはダメだと遠慮する。

気持ちはありがたいが、越えてはならない一線があると。

 

いびきをかいて寝ている狩野に檜が話しかける。

最後、砂金の振り逃げの時にホームを踏まなかったのは糸巻に対する優しさだろうという。

狩野は去年の甲子園で横羽間の大庭に最後ホームでアウトにされた。

その時のつらい気持ちを糸巻に味わわせたくなかったのだろうと。

しかしそれは野球選手としては失格。

 

お前は人を甘やかすと、檜は続ける。

鬼頭、ジョージ、不二井、そして自分に対しても。

けれども、その甘さがなければ皆の今はなかった。

ならばそれは正解だったといえる・・

狩野の優しさの裏には厳しさもあることに自分たちは気づいていると檜は話す。

 

花忠社のバスの中では砂金と雨谷が話している。

甲子園の価値観をDLが変えてしまうことを懸念していた砂金だが

今になって考えると彼らは自分たちが特別新しいことをやっているとは思っていないだろうと言う。

甲子園だろうと草野球だろうと関係なく自分たちが主体的に考えて実践しているだけ。

彼らが高校野球界に新しい風を吹き込むことに期待していると話す。

 

新チームの主将になる雨谷。

どういうチーム作りをしていくのかと砂金に問われ、

DLのように個人が自主性を持って考え、動けるチームにしていきたいと話す。

2人はDLは色んな意味で強かったとしみじみ回想する。

 

ところ変わって横羽間の大庭が働いている魚屋さん。

北条陽向と海部太平洋もいる。

今年の横羽間は予選で負けてしまい、暇になった北条と海部は大庭から親方に頼んでもらってバイトさせてもらっているようだ。

DLが大阪大会で勝ったことを知った3人は甲子園観戦に行こうと盛り上がる。

 

〇感想

 

横羽間の3人久しぶり!

久しぶりすぎてしばらく誰だが分からなかった。

横羽間予選敗退か。

日難の毛利とか早稲多とかはどうなったのでしょうか。

あと兵安も・・・

DLの甲子園での戦いがどうなるのか・・

期待が膨らんできました。