大阪大会決勝 DL 対 花忠社
現在のスコアは7-10
9回表DLの攻撃。
打席には檜。
3-2のフルカウントとなり
狩野は自分の手の甲をがりっと噛んで血を出し、
何故か檜の鼻から血が出ていると言って呼びつける。
ベンチでは丸井がティッシュを持っていこうとするのを監督が止めている。
狩野は檜に上を向かせると自分の手の血をティッシュに塗って檜の鼻に詰める。
上を見て何が見えるかと聞かれた檜は半分雲で半分空と答える。
更にその先はと問われて宇宙と返答。
狩野は酸素は無料だから思い切り吸い込めと言って深呼吸を促す。
深く吸い込むためには深く吐くことが大事。
雑念も一緒に吐き出せる。
そのまま息を吐き出し続けて死んでしまえと落ちをつけると檜はリラックスして笑う。
狩野は自分が最後の打者になりたくないから絶対回すなと言って檜を送り出す。
カウント3-2でランナー3塁。
いよいよ勝負の1球。
糸巻はキャッチャーのサインを見てフーと息を吐く。
檜はいい表情で集中している。
仲間たちは息をのんで見守る。
糸巻が投げる!
キャッチャーはインコース高めに構えている。
ほぼ要求通りの球だ。
檜は打ちに行く!
しかしバットを止めた!
ボールはミットに収まった。
インコースギリギリの際どい所だ。
判定は!?
檜は息を止めている。
砂金が外野で叫んでいる。
DLベンチは総立ちで審判のコールを待つ。
ボール。
審判の判定はボールだ!!
檜は止めていた息を思い切り吐き出して1塁へ向かう。
DLベンチは全員胸をなでおろす。
檜は1塁のベース上でランコーの寿に頭にコールドスプレーをかけてもらう。
9番キャッチャー狩野。
名前をアナウンスされた狩野は
勘弁してくれよと言いながらかなり嬉しそうに素振りをし、股関節のストレッチをする。
〇感想
ナイス!
檜フォアボールで出塁!
読んでいるこっちも息をのみました。
あの際どい球を見切れたのは深呼吸のおかげでしょう。
狩野のファインプレーでもありました。
狩野が檜を呼んだ時はまた顔に文字を書くのかと思いましたが違いました。
私としてはほぼ確信していたのですが。
砂金にいらないと言われた鼻栓ティッシュが無駄にならなくて良かった。
最後のページの狩野の顔がとんでもなく嬉しそうでした。
あと3点。
ホームラン打ってくれるかな。
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